2025/01/29リーダー塾研修9回目
柏崎リーダー塾 データサイエンス
2025年1月22日(木)18:30~21:00
場所:カシックス研修室
講師: 新潟工科大学工学部教授 中村 誠様
【データ分析の手法】
データ分析の手法は、データの傾向や関係性を解明し意思決定に活用する上で重要である。講義では、特に「回帰分析」に焦点が当てられた。
【回帰分析】
回帰分析とは、一つのデータの変動を他のデータを用いて記述・説明するための手法。講義では気温とアイスクリームの売上の関係性が例に挙がられた。
【気温とアイスクリームの売上の関係】
例として、気温が高くなる7月や8月にはアイスクリームの売上が増加するという関係性が取り上げられた。この例は、気温とアイスクリームの売上に明確な因果関係があることを示している。
【アイスクリームの売上と水難死亡事故の関係】
7月・8月は水難死亡事故も増加しているが、これはアイスクリームの売上と水難死亡事故の間に直接の因果関係があるわけではない。両者の増加は「気温」という共通の要因によるものである。このような例を通じて、データ分析において因果関係と相関関係を正確に理解する重要性を学んだ。
【所感】
データ分析や回帰分析の基本的な考え方を学ぶことで、データに基づいた意思決定の重要性を改めて認識した。特に、因果関係と相関関係を見極めるスキルの重要性を実感した。誤った因果関係の認識は、意思決定を誤らせる可能性がある。
柏崎市のより良い経済発展に生かすためには、データ分析を活用した課題の抽出や意思決定が欠かせないと感じた。例えば、地元産業の現状をデータに基づいて分析し、新たな需要を発見することで、地域産業の発展につなげることができると考える。